爽遊セルフライナー / Self liner by SWU


「届かない」けど「届きたい」


ユウテラス・サブスク再生回数歴代一位。

ぼくらにとっても大切な1曲です。


2018年に新生した時、最初にバンドみんなで演奏した1曲になります。ボガンボスどんと  さかなごっこのように。子門真人の泳げたい焼きくんのように。「ぼくら小さな名前もない魚さ」から、ぼくの歌、ぼくらの歌は、その小さな名もなき人生の物語はエピローグに向かって幕開けてゆきます。


この物語は、最後に「愛する人に生命賭して添い遂げる」とゆう想い、願いを叶えて、泡となって消えてしまう人魚姫のお話が共感のベースとなっています。Music Video では めいまる の描いた絵本アニメーションによって、その物語がより繊細に、うおすけくん(ぼくら自身の投影)たちの活躍も生き生きと、オリジナルの物語(自叙伝)として描かれています。


欠点、弱さ、トラウマは魅力やと信じてます。

ぼくの、ぼくらの、そんな勇気の物語。


へいゆー


ユウテラス"鼻" Music Video

https://youtu.be/PKZunMErAss


とらいばる


「ぼくは幽霊。元はぼくなんだよ。」


原作者の爽遊が、18才で初めてフォーククルセダースの「帰ってきた酔っ払い」を先輩の家でちゃんと聴かされた時からずっと、「オラは死んじまっただ」のフレーズが胸に残っていた「共感」が曲のベースになっています。


ユウテラスは2013年に一度解散してその幕を降ろします。それから9年後のコロナパンデミックの世界の中で、新あるばむを制作していくその道すがらに「あぁ、ぼくはもうあの頃のぼくやない。2013年にぼくは死んだ。だから今のぼくは幽霊。元はぼく。」と強く実感しました。やはりあの頃自分が感じてた自分の中にいつも感じてた「ちいさな子」はいなくなってしまっていました。


ならば、ちゃんと生きようと頑張ってる誰かに「ほら。幽霊になっても頑張れる。蹴りの痛みも感じられる(歌詞:なんちゅー蹴りや ヨリ)、まだ闘える。だから今だけを不安に思わず、未来に希望を持って自分を生きてやろう」と、突然無差別な誰彼に向けて歌いたくなりました。


"ぼくのような負け犬でも大丈夫。

戦える。ならきみにだって。"


単なる身勝手なナルシズム、単なる思い込みでのメッセージ、エールだなんて気恥ずかしい想いです。コロナ禍のインパクトもあったんだと思います。けれどそんなこんなの「欠点、劣り」からユウテラス初のメッセージソング、沢山の人達に愛してもらえている、ぼくらの新しい代表曲が生まれた訳です(未満かも知れませんが 笑)


"ユウテラスはネガティブからの逆襲。"


前述の「ちいさなこ」は今では一緒にいますし、そのちいさなこが集まって、"自分"として生まれてきてくれたのが、てんとう虫の まる。そうぼくは既に抜け殻であったのです(笑)


なるほどですね。なんちゃー蹴りやっ(笑)


ユウテラス "とらいばる" Music Video"

https://youtu.be/TmRum1ed_Ws


日の丸


"また泣いてるよ、君は嘘つき"


この曲は2020年1月3日に、原作者なぼく爽遊が、伴侶(息子)である"めいまる"のお父さん方のお婆ちゃんのお墓参りで長野県に訪れた時に突然遭遇してしまった風景が曲のベースになっています。


雪化粧の中、一面菜の花(?)とススキが広がる牟礼の山あいに広がる平原風景。遠くに連なる長野アルプスの山なみ。その全ての、あまりの荘厳さから正に"風立ちぬ"勢いで、ぶわわぁと一気に生まれた曲になります。


お正月にお墓参りする理由は、お婆ちゃんにぼくらの結婚の事前挨拶をするためでした。年の初めに先祖を供養し、先祖に報告とご挨拶をする為のお墓参りは、日の丸(日本人)にとっても、風土に根付いた特別で大切な風習、礼儀であると大好きな母親、大好きなぼく自身のお婆ちゃんからも教わってきましたから。


"日の丸の風土風習の美しさを曲として遺し伝えていきたい想いを形にしたのが、日の丸"


生前、お婆ちゃんがコツコツ働いて貯金したお金でその荘厳な風景を全貌できる高台に、お墓をお父さん意外には誰にも話さず、密かに購入して手入れしてあったエピソードが我が家には残っています。


母と息子。その奥さん。そしてぼくら孫。そしていつかはまた。家族はほんの少しの運とタイミングで系譜をつむぎ、時代世代を超えて長く長く繋がっていきます。助手席で帰郷が嬉しすぎてはしゃぎ寝落ちする彼女たちにふと目をやりながら、お父さんがかつて通った森の中に佇む明治大正作りの旧い木造校舎を眺めながら。


きっとお婆ちゃんからの結婚祝い。あなたの人生と変わらない物語がぼくらにもある。ぼくらはみんな生きている...で、締まりますか?(笑)


ありがとう、お婆ちゃん。また遊びに行くね。


ユウテラス "日の丸" Music Video

https://youtu.be/h4-YzIxFxak


心中


"生きれま千円。阿吽、多分。。"


原作のぼく爽遊の人生物語、その実話がユウテラスの曲の原子核になっているのはここまでのセルフライナーでお伝えできたかと想うのですが、今回もまた懲りずに(笑) 心中は、とらいばるの「ぼくは幽霊。元はぼくなんだよ」の前日譚を描いた曲になります。そう、ぼくがきみと死んだ日、もしくはぼくだけ、きみだけが先に逝ったの前日の物語。


その想いは阿吽、多分。。(笑) 相手の気持ちって完全にはわからないし、それ以前に好きになるって苦しいです。なぜって、いつか別れはやってくるから。死ぬ時はひとり。なら"一緒に死ねるかも知れない"「心中」に憧れを持つ気持ちはすごくぼくの中にもあります。


家族のために生きて、ひとりで死んでゆくことも役割だと想います。だけれど「君がいなきゃ生きられないから絶つ」もまた「ぼくときみが生きた証」なのかも知れません。


そんな想いを静かにしたため遺しておくために、密かなるお手紙に筆を取ってしたためました。宛先は書く必要がないのです。だって、きみへのお手紙だから。いつかぼくだけ間違えて先に逝ってしまったら見つけて欲しいもん。


↑ 心中...失敗してる想定やんっ(笑)

だって、僕の為にきみを殺したくないもの。

生きて欲しい。けど、憧れる。うん。


ユウテラス "心中" Music Video

https://youtu.be/_kTwgJE53N4


2


「受セヨ、愛を。」


ユウテラスが5人と1匹になって初めての曲。2022119日に公開される「純愛」と両A面しんぐるからの映えある1曲目となります。


"2"は、ぼく爽遊が10年前に基盤を創って遺してあった曲がベースとなりました。あの頃の自分は、どんな気持ちで、この曲を創り遺してたんだろう?と、想い出しつ、感傷に耽りながら今回の制作に取り組みました。歌詩も、メロディも、編曲も、みんなでわいわいと仕上げていきました。まるで文化祭の前夜の空気の中で「今のぼくらこそがユウテラスだ」と高らかに宣言しているような、そんな僕たちの第二章のファンファーレ、新たなる旅立ちの時を迎えられたと感じています。


ジャケットに描かれてる若い2人はアダムとイヴ。僕たち自身。二元的の「2」男女の「2」雄蕊雌蕊の「2」宇宙、生命の設計図な二進法の「2」。今回もめいまるが絵を描いてくれました。


「死んでさえ、ずっと一緒」


いつも通りで、変わり映えしないんですけど。僕はユウテラスで、音楽で、それだけを歌い続けています。生命学、物理学にある相対性に反する理論「2人でひとつの物質になりたい」って果てのない""だけを。つまりは...初めてのSEXH、結合の歌なんです。"初めてひとつになった"を体験体感するまでの、僅かな時間経過を記録してるだけの歌なんです。うん。


「もし諦め切れるんなら そんなもん恋じゃねえ」


嬉しい想い出を記憶に遺したい。トラウマに蓋をして、疲れきったハートを、存分に甘やかしてあげたい。それだけじゃ確かに苦味がなくて、案外人生って味気なかったりするけれど。辛いだけじゃ、苦しいだけじゃ、さみしいだけじゃ、悲しいだけじゃ、生きてくのって本当に辛いものやから。なら僕は、甘い夢と理想に生きて、その夢を歌にし続けていきたい。そんな決意表明が内緒、秘密裏に詰まってる曲なのかも。


...と!ゆう訳で。はい!訳わかんないし、暗いし、重すぎね(僕の歌は自叙伝だもの。感覚だもの。1秒以前の過去の自分、1秒以後より未来の自分からの自分自身へのメッセージを、君に送ってるみたいな。テレパシー。まぁ毎度毎度仕方ないね(うんうん。


あ、そうだ!四次元的にタイムトラベルして、7才の発表会に戻れば、きっとこんな風な感じ?みんなそれぞれが好き勝手なんだけど小学生の頃の文化祭とか運動会とかって"共同体"ってそう言えばこんな感じだったよね!とか(何だか思わず胸がギュッとなる瞬間が記録されてて、今回のMusic Videoはすごく興味深くて楽しいと想いますよ!


これこそ、ユウテラスこそが宇宙だもん。

だって、ユウテラスって英語でUTERUS

意味は「子宮」なんだもん()


たっくさん悔しいし、辛いし、さみしいけど

本当に素敵です、生命って、人生って。うん。


ユウテラス "2" Music Video

https://youtu.be/QkEVMwu-6HU



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